寒い。外だいじょうぶか。夏がいいんだよ夏が。海いくんだよ海に。


海と言えば。幼い頃、五歳くらいっだったか家族と海に行った時に今思えば危ない話だが僕は家族から一人離れ、海から少し離れた砂浜を歩いた。そこは人気の無い場所で、砂浜には当時の僕の身長ほどの高さがある草が所々に生い茂っていた。僕はとても不思議な空間に感じた。あ、急にズボっと砂浜に足がはまった。体が小さいから体ごとハマってたと思う。さらさらの砂にずるずると。こどもを食べる蟻地獄か。すると頭だけ砂浜に残ったときだった。目の前にキウイがいた。目が合ってた。
その後の記憶がまったくない。あれは現実の世界だったのか、実は夢だったのかは未だによくわかってない。わからないから寝る。